ヘーベルハウスは鬼怒川の決壊にも耐えた基礎・特徴

濁流にも耐えたへーベルハウスの白い家
9月10日から11日にかけて日本列島を縦断した台風18号によって、茨城県を流れる鬼怒川の堤防が決壊しました。
その後、北陸沖に抜けた台風は低気圧に変わったものの、関東から東北にかけて記録的な集中豪雨をもたらしました。
茨城県の地図を見てみると、堤防の決壊した場所は常総市で、十数キロに渡って家が浸水、倒壊するなど、その被害の大きさがよく分かります。
まるであの東北大震災での津波を再現したかのような様子がテレビで報道されていて、驚きでした。
茨城県の災害本部だけでなく、警視庁や山梨県警、長野県警、自衛隊、海上自衛隊が救助に乗り出して、電柱や屋根で助けを求めている人たちを救う姿が印象的でした。
特に電柱のおじいさんは絶体絶命の危機だったので、無事救出されホッとしました。
ところで、この未曾有の被害の中、1軒だけ流されることのなかった「白い家」があったことをご存知でしょうか?最初はネットから話題になり、ニュースにもなったのでご存知の方も多いと思います。
「あの白い家は、どこのメーカーの家なのか?」と話題になったのです。それこそ今から家を建てようかと計画されていた方など余計に気になったのではないでしょうか?
この家が建てられたのは東北大震災のあとだそうで、巨大地震でも崩れることのない家を・・・と建てた家が、家族や近隣の人の命を守ったのだそうです。災害の教訓が活かされた例ですね。
この家を作ったハウスメーカーは旭化成(ベールハウス)です。この一件でへーベルハウスに熱い視線が集まり、一時的に株価が上昇するという現象が起きました。
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へーベルハウスの特徴
へーベルハウスは、タマホームと真逆にあるハウスメーカーと言っていいかもしれません。業界の中でも1位、2位を争う価格の高さで坪単価70万円から80万円ぐらいと言われています。
タマホームの実際の坪単価が、30万円から40万円(チラシ上は25万円台と書いてたりしますが)と言われていますので、いかにへーベルハウスが高級な家かということが分かって頂けると思います。
ヘーベルハウスの特徴は、『重量鉄骨造』です。高層ビルと同じ重量鉄骨造になっているのです。また、へーベルハウスの基礎コンクリートは『連続布基礎』を採用しています。連続布基礎は、基礎が一体化しているため家屋の過重が集中してかかっても、その荷重を分散し不同沈下を抑制する働きがあります。
『連続布基礎』自体は他社も採用しているところもあるので珍しいものではないのですが、へーベルハウスは、鉄筋の数が多いのがポイントで『ダブル配筋構造』と言われています。
このような特徴があり、他の高級路線を行くハウスメーカーより丈夫だと言われているのです。白い家が濁流に耐えれたことにも納得して頂けたのではないでしょうか??
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